パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第38章 男同士

…霧人Side…


「いいの？彼女アメリカ行っちゃうかもよ〜誤算ね」


「別にそういうわけじゃない、これはビジネスだ」


「そうかもしれないけど、ちょっとはそんな気持ちもあるくせに」


カエの俺をお見通しの言い方は相変わらずで悔しいが図星だ。


美咲に会った日から純粋に彼には目を付けていたのも事実だし、美咲の願いを叶えたいとも思うし、その反面彼がアメリカに行って俺のモノになって欲しいという矛盾した気持ちもあった。


「お前、マジ、ムカつくわ」


そう言うと、カエは姿勢を正し、済ました顔してグラスを煽る。