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曖昧☆Bboys
第39章 霧人とのサヨナラ
定時で仕事を上がり社を出る。


私はいつもと違う路線に乗った。


今日はそんなに遅くならないと彰吾は言っていた。


けれど、あれから霧人とゆっくり会える時間もなかなか難しく、自分の気持ちが変わってしまうのが怖くて早く話をしたかった。


今日は居酒屋のバイトもない。


私はセカンドに行くことに決めた。


言うべき事は決めてある。


頭の中で何度も復唱する。


電車を降り、暮れかかる街を足早に歩くとじめっと汗が湧く。


BARの近くまでくるとセカンドのビルから彰吾によく似た後姿を見つけた。


あれ?まさか彰吾??


そう思うくらい似ていたが、こんな場所に彰吾がいるわけがない。

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