この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
曖昧☆Bboys
第54章 パパ気分?
「ただいまあ」
そう言って玄関を入ってきたのは紅林さんだった。
紅林さんはあれから週二回は必ずウチに来るようになっていた。
しかも月曜日と木曜日。
決まった曜日だ。
どうやら休みの前の日らしい。
「今日は美咲さんには梨、ベイビーちゃんにはクツチタ買ってきましたあ」
クツチタって…
苦笑いしながら、礼を言いながら受け取った。
「いつもすみません」
「またまた、そんな余所余所しくしない。どれどれ?」
そう言って私の前でしゃがみ、少し出てきたお腹を撫でた。