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曖昧☆Bboys
第54章 パパ気分?

「もしかして、美咲さん、僕の事意識してくれてる?」
紅林さんは余裕があるしたり顔で私の顔を覗き込んだ。
胸がドキっとなってしまう。
「そ、そんな、私、妊婦だし」
「知ってる」
紅林さんは笑って私の肩を優しく抱いた。
「妊婦でも美咲さんは美咲さんだ」
ちょっとその言葉に感動して泣きそうになった。
お互いの視線が重なり顔を近づく。
が、
紅林さんはニッコリ微笑んで、
「さ、美咲さん明日も仕事なんだからゆっくり眠って。大事な身体だ」
と言って、私から離れた。

