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曖昧☆Bboys
第7章 二番目の女達
はあ?あんなに集中して私の存在すら忘れていたくせによく言うわ。


と心で突っ込みを入れた。


「ちょっとスタジオ行ってくるわ。音作る時はやっぱり家じゃ無理」


そう言い放って、ギターをさっさとケースに入れて立ち上がった。


「帰り遅いの?」


「分からない。先に寝てて」


「分かった...いってらっしゃい」


パタンと鉄の扉が閉まった。


「なに、あの態度!バイトはどうしたのよっ!食費はどうなったのよっ!」


側にあったクッションを玄関の扉目掛けて思い切り投げた。



と、同時にスマホの着信音が鳴った。



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