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甘くてやさしいキスをして
第7章 彼のペース
………ドキン。また心臓が……

「さすが我が営業部No.1の藍沢だな。

よし今日は俺の奢り。飲みに行こう。

明日は休みだしな。もちろん広瀬も。

影の功労者だからな」

主任の言葉に、

「いえ、私はそんな」と首を振った。

「いーから、今日は付き合え。いいな」



有無を言わせないこの口調…。

私は「わかりました」と答えるしかなかった。
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