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シリウスの小説執筆方法論
第14章 『ひらめき』について
創作のためのスケジュールを組むことは、ウェイトリフティングとよく似ています。
今日、自己ベストをだせるかどうかは、ジムに行ってみないとわかりません。
実際、平均を下回る日もあるでしょう。
しかし、そのように平均を下回る日々は、プロセスの一環に過ぎません。
自己ベストを出すための唯一の手段は、その日その日の実績を問わず、継続してジムに通うことなのです。
創作の仕事もジムでのトレーニングと同じです。
最高の瞬間を意図的に選んだり、最高のアイデアを思いついたときだけ、作業をするのではありません。
自分の中に眠っている最高のアイデアを引き出すには、とにかく量をこなすこと、繰り返し作業すること、そして、続けることしかないのです。
~中略~
デキの悪い作品なんて作りたくないという人もいるでしょう。
でも、習慣的に作品を作るためには、素晴らしい作品への途中経過として、駄作を書いてもそれを受け入れることが必要なのです。



まさに目から鱗が落ちました。

私もひらめいたから小噺を書いているわけでなく、書こうと思って考え、そして書きながら、ひらめきます。

結論、ひらめきを待たず、駄作を恐れず、考え、書き続けること(できれば毎日)が良い作品を生む近道なのです。


えーと、明日何書こう?
ひらめかない……。
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