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シリウスの小説執筆方法論
第15章 一人称か? 三人称か?
私もこれを利用して「作品の中の作品」として、パロディとして書いたことがります。
ただ、これを書いた人が「ひとかどの人物」で、全て「過去形」で書かれてあるのなら「手記」の形をとった「小説」になりえるでしょうが、これが今起こっている「現在形」で話が進んでいるなら、また話は別です。
もっとやってはいけないことです。
例えば
『私、17歳、ごく普通の女子高生。今、何をしているか、って? 今、彼氏とエッチの真っ最中なの。ああ、見て、彼の大きなペニスが私の……』
と、なにも違和感なく書き進められますが……(笑)
実はこれ、もう「読者が目の前にいるのを前提」ですよね?
初めから「ギャグ・コメディ」路線で行くなら良いかもしれませんが、普通に考えたら「今起こっている出来事をリアルタイムで人に話す状況」はありえません。
はじめから、リアリティがないのです。
だから設定が面白くても、私なら白けてしまいます。
『ああ、今私レイプされてるの! 読者の誰か、助けて!』
と、言われてるのと同じで
「そりゃあ、大変だ。助けに行かないと」と思うわけは、ないからです。
ただ、これを書いた人が「ひとかどの人物」で、全て「過去形」で書かれてあるのなら「手記」の形をとった「小説」になりえるでしょうが、これが今起こっている「現在形」で話が進んでいるなら、また話は別です。
もっとやってはいけないことです。
例えば
『私、17歳、ごく普通の女子高生。今、何をしているか、って? 今、彼氏とエッチの真っ最中なの。ああ、見て、彼の大きなペニスが私の……』
と、なにも違和感なく書き進められますが……(笑)
実はこれ、もう「読者が目の前にいるのを前提」ですよね?
初めから「ギャグ・コメディ」路線で行くなら良いかもしれませんが、普通に考えたら「今起こっている出来事をリアルタイムで人に話す状況」はありえません。
はじめから、リアリティがないのです。
だから設定が面白くても、私なら白けてしまいます。
『ああ、今私レイプされてるの! 読者の誰か、助けて!』
と、言われてるのと同じで
「そりゃあ、大変だ。助けに行かないと」と思うわけは、ないからです。