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シリウスの小説執筆方法論
第2章 子どもに教えるための『作文』の書き方
子どもたちに「運動会の作文を書きなさい」と言ったら、十中八九、次のような文の羅列になります。
≫今日運動会がありました。
≫ぼくは100メートル走に出場しました。
≫初めて1等になりました。
≫とてもうれしかったです。
≫お昼はグランドでみんなでお弁当を食べました。
≫とてもおいしかったです。
その日あった出来事を延々とダイジェストのように書いて、最後に感想で終わる。
作文とは何か、と言われれば「出来事とそれに対する感想」ですから、あながち間違っているとは言えません。
でも、通常の作文の課題ですと、原稿用紙2枚が最低ラインです。
この方法だけで原稿用紙2枚を書くのは、何も深く考えなくても書けるのはいいのですが、意外と骨が折れますし、幼稚だと思われ、評価も下がります。
でもいいのです。
まずはこの状態から始めることにしましょう。
≫今日運動会がありました。
≫ぼくは100メートル走に出場しました。
≫初めて1等になりました。
≫とてもうれしかったです。
≫お昼はグランドでみんなでお弁当を食べました。
≫とてもおいしかったです。
その日あった出来事を延々とダイジェストのように書いて、最後に感想で終わる。
作文とは何か、と言われれば「出来事とそれに対する感想」ですから、あながち間違っているとは言えません。
でも、通常の作文の課題ですと、原稿用紙2枚が最低ラインです。
この方法だけで原稿用紙2枚を書くのは、何も深く考えなくても書けるのはいいのですが、意外と骨が折れますし、幼稚だと思われ、評価も下がります。
でもいいのです。
まずはこの状態から始めることにしましょう。