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シリウスの小説執筆方法論
第6章 『よこはま・たそがれ方式』で官能小説を書いてみる
おお、なんか凄い展開になりそうです(笑)

ではこれを膨らませてみましょう。


放課後。
誰もいない教室。
窓から風に乗って入ってきた桜の花びら。
机に置かれた二つの黒い筒。
初めての唇。
はずされたブラ。
捲られるスカート。
机にしがみつく手。
下ろされるパンティ。
うなじに掛かる荒々しい吐息。
押し込まれた硬質なもの。
教室に響く声。
口をふさぐ手。
中を動く別の体温。
埋められない隙間。
ああ、先生とは違う。
やっぱり先生でないと。
あきらめきれない。


名詞で終わる「体言止め」というのは、読む者にその箇所のクローズアップとイメージの広がりと、余韻を与えさせます。
官能小説では打ってつけの用法です。
(でも多様すると、稚拙で雑な感じを与えます)

では、これを日常生活を書いた小説を作るために使うと、どうでしょうか?
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