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第9章 魔砲兵姫ニミット

　火照りのなかに、肌寒さを感じて我に返ると、白く大きな乳房が曝け出されていた。

（えっ？）

　口づけに蕩けている間に、胸元がはだけられてしまっていたのだ。

　だが、肉体は続く愛撫を受け入れ、柔らかな乳房へのキスに悦び震える。マヌガンの体温が肉に触れる感覚が好ましい。乳房の下からその指先が軽く撫で上げてくる。

「ふうっ……んくっ……」

　恍惚とした鼻声が唇を割る。這わされた舌先の唾液が冷たい。くすぐられるような快感によって次第に肉の中の疼きが大きく膨れ上がってゆく。

　下乳の優美な曲線を包み込むようにして両の手があてがわれた。

「ああ、うっ……んん……」