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タンバリンでできたオーロラ
第3章 キリングス・オブ・キングス3 ~凌辱のカードバトル~

ステラが「ホワイト・アンティ」から呼び出したのは星の属性を持つタブレットだった。《火星》が赤い輝きを増し、《金星》に接近している。《オリオン》と《白鳥》が交差する軌道で周囲を巡る。解き放たれ、宙を舞う光るカードが告げるのは「キリングス・オブ・キングス」の戦いが迫るというシグナル。
老婆が「ホワイト・アンティ」と呼んだその石板を受け取って以来、ステラは幾度となく襲撃を受けて来た。それは「キリングス・オブ・キングス」の戦いと呼ばれる決闘だった。
「キリングス・オブ・キングス」とは、相手の所持する「タブレット」を平和的交渉で譲り受けられないときを想定して作られた協約である。お互いの保持する「タブレット」の力を使って戦い、勝利した者が敗者の持つ全てを手に入れる、オール・オア・ナッシングのルール。

