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タンバリンでできたオーロラ
第22章 光の戦士サーラと闇の魔掌
「んあっ! いやっ……や、やめなさいっ! 離れて!」
叫んで大きく開いた口が、両頬まで登って来た影にがっしりと押さえられて閉じられなくなる。
「どうした? この程度で音を上げるのか?」
勝ち誇るラムドに言い返す余裕もすでにない。
全身を蕩けさせる快感に呑みこまれかけていてそれどころではなかった。
ラムドへと向かう大階段の途中で、ついにサーラは膝を突き、床に突いた剣に縋るようにして身を崩してしまった。
「そろそろ取りついた影は学習を終えた頃かと」
その通りだった。
影は、いやらしく動く影たちは……サーラの身に纏う革鎧の隙間から、その中へと、サーラの美しい肌を求めて這い込もうとしていた。
「や、やめ……おぶぅっ」
サーラの形の良い口もまた、その黒い塊にゆっくりと犯されてゆく。
《光の戦士サーラと闇の魔掌 没》