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タンバリンでできたオーロラ
第24章 強姦戦士ケンジャマン

(レディって……)
救出される立場にあるカナコにして、首をかしげる浮世離れした物言い。
チンピラどもも一瞬あっけにとられてポカンとする。
そこへ追撃。
「……さもなくば、このケンジャマンが許しはしないぞ!」
爆笑が起きた。
「なっ……なんじゃそりゃあっ!」
「ヒッ……ハハハハハーッ! アホだこいつ!」
「ガキは帰ってアニメでも見てな!」
腹を抱えて笑うチンピラたち。
(わ……私はどうすればいいのかしら)
カナコもまた当惑していた。
助かるのかもしれない。
でも、助かるのだろうか。
目の前に現れたこの男性はとても強そうには見えない。
腕の太さだって、カナコを抱いていた男と比べて倍くらい違う。
かといって、学生の頃クラスにいたような、勉強しか取り柄がないような真面目タイプの子とも何かが違う。
そうだ、その顔つきだ。不敵な笑顔。
笑い転げるゴロツキたちを前にして怖気たふうもなく自信満々で立つその態度。
「笑うのなら、思い知らせてあげましょうか?」
男が静かに言い放つ。
救出される立場にあるカナコにして、首をかしげる浮世離れした物言い。
チンピラどもも一瞬あっけにとられてポカンとする。
そこへ追撃。
「……さもなくば、このケンジャマンが許しはしないぞ!」
爆笑が起きた。
「なっ……なんじゃそりゃあっ!」
「ヒッ……ハハハハハーッ! アホだこいつ!」
「ガキは帰ってアニメでも見てな!」
腹を抱えて笑うチンピラたち。
(わ……私はどうすればいいのかしら)
カナコもまた当惑していた。
助かるのかもしれない。
でも、助かるのだろうか。
目の前に現れたこの男性はとても強そうには見えない。
腕の太さだって、カナコを抱いていた男と比べて倍くらい違う。
かといって、学生の頃クラスにいたような、勉強しか取り柄がないような真面目タイプの子とも何かが違う。
そうだ、その顔つきだ。不敵な笑顔。
笑い転げるゴロツキたちを前にして怖気たふうもなく自信満々で立つその態度。
「笑うのなら、思い知らせてあげましょうか?」
男が静かに言い放つ。

