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タンバリンでできたオーロラ
第41章 などて君 虚しき空に消えにけむ
だってやっぱり流行っている売れそうなものを書きたいじゃない! 冒険するのは主人公たちだけでいいじゃない! 作家としては冒険なんかしたくないじゃない! 安牌で通るならそれが一番じゃない! 誰が好きこのんで危険牌切るのよ!←ヘタレ
でも、作家が切らない危険牌を切って来る。それが二次元ドリーム編集部。そうだった、そういう社風のお取引先様だった……忘れていたぜ。
しかも、しかもですよ!
「清楚な学級委員長がVTuberを目指すお話で……」
それはいい。いいよ、それはね。みんな大好きですもんね、学級委員長。はい清楚。はい可愛い。エロラノベ何冊か買ったら絶対出て来る人気の鉄板ヒロインですよ。
しかし、続いて依頼書(メール)の末尾に書かれていたのは……