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タンバリンでできたオーロラ
第5章 キリングス・オブ・キングス ~禁断デュエル 処女開封~
白昼、大勢の異性に囲まれて身体を好きなようにされるとは。しかしそれ以上に信じられないのは、そんなことをされなが゛ら、感じてしまっている自分だった。
「あっ……あっ……くひいっ……いやんっ! ああっ! ダメえっ……気持ちいいっ! はぐうぅぅ……」
乱れるこのみを満足げに眺めながら、ワタルが宣言した。
「ターンエンドだ。そっちの番だぜ……早くしなよ。逆転カード引けるといいな、シシッ!」
(あ……カ、カード……引かなきゃ)
肉体をいじりまわされて正常な思考が働かぬまま、どうにか山札からカードを手に取る。
しかしそれは待っていた《姫君の涙》ではなかった。