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第7章 物思い

彩夏がいなくなってもうすぐ１年がたとうとしていた。

社内は、静かに
今までの事は夢か幻かって

でも彩夏と関わった男性は
ため息ばかり吐いていた。

「辛気くさい、女性は園田さんだけではない、私達もいるんだから」


「はいはい」


どこに行ったのか？


「園田を出しやがれ、溜まりまくっていやがる」

「園田さんは❓社長に取り入って欲しいんだけどねぇ、どこ？」


「お前達のおかげで園田は辞表だして行方不明だ、どうしてくれるのか？」



「チェ、次のかも見つけようぜ」


部長と橋本さん
声をかけるのも悪いくらい落ち込んでいた。

気の毒に部長・・・・・
いきなり抱きしめたのがいけなかったのか？


気の毒にあの堅物を柔軟になった橋本さんも・・・無理だったのか？そばにいて欲しいと思った事が・・・どうかしていた。


田上すら・・・あの可愛い彩夏に選択肢を出したのがいけなかったのか？