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第1章 二つの心

奥「年賀状など季節のご挨拶程度ですが
今でも交流があります。
私たちはお互いを高め合った
良きパートナーのような
存在だと思っています」

その話を聞いて「本当なの？」
そう思いましたが大会社の社長夫人が
一サラリーマンの妻である私に対して
嘘をつく理由はありません。

私「本当にお話だけでも
よろしいのでしょうか？」

奥「はい、もちろんです。
一度、交際がスタートしても
あなたの意思で止めたいのであれば
いつ終わりにして頂いても
宜しいかと存じます」