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第1章 二つの心

夫「こんな気持ちじゃ抱けないよ。
もしかしたら、もう一生抱かないかも
知れない」

もう一生抱かないかも知れない。

その言葉で私は号泣してしまいました。

夫「おい！子供たちが起きるだろ！」
その言葉で声を押し殺します。

夫「泣くなよ。もう終わった事だから」

私「でも、許してくれないんでしょ？」

夫「そう責めるなよ。
辛いのは俺の方なんだから」

その通りです。

裏切ったのは私です。

そう言われたら言葉がないです。

私「ごめんなさい」