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第1章 二つの心

７度目のデートで
プロポーズされました。

この時、初めて手を握られました。

８度目のデートで
お申し入れをお受けして
初キッスをしました。

この間、私の生理で
お会いしなかった２回を除くと
毎週会っていた事になります。

今、考えると５度目のデートで
初めてラブホテルに入り
そこから出た瞬間、リアルとは違う
別世界に居たような感覚を
明確に感じていました。

それ以降は社長の車に
乗った瞬間から
お別れして自分の車に
戻る瞬間までの時間は
別世界の出来事になりました。

２つの世界で違う人生を
並行して送っているような
感覚です。