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ときめきに誘われて
第1章 二つの心
いきなり自分のご主人と
交際して欲しいとの申し出に
言葉を失った私でした。
「・・・・。」
絶句する私に奥さまは
「驚いたでしょう。
無理もありません。
妻の私から言うべき
お話ではないですから」
痩身の奥様は
痛々しい雰囲気でしたが
凛とされていました。
私「何かご事情があるのですね」
奥「はい。ご覧のとおり私は病弱です。
若い頃はまだ体力がありましたから
普通に妻としてのお努めはできました。
でも、30代半ばを過ぎた頃に
貧血症になってそれからは、
そのお努めが思い通りには
できなくなったのです」
交際して欲しいとの申し出に
言葉を失った私でした。
「・・・・。」
絶句する私に奥さまは
「驚いたでしょう。
無理もありません。
妻の私から言うべき
お話ではないですから」
痩身の奥様は
痛々しい雰囲気でしたが
凛とされていました。
私「何かご事情があるのですね」
奥「はい。ご覧のとおり私は病弱です。
若い頃はまだ体力がありましたから
普通に妻としてのお努めはできました。
でも、30代半ばを過ぎた頃に
貧血症になってそれからは、
そのお努めが思い通りには
できなくなったのです」