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第6章 甘美な悦楽

　

「ココ？」

「あ…っ、ソコ…おかしくなるから、ダメ…ッ」

「姉貴はココが弱いんだ？　覚えとく…っ」

「あぁっ！！」


見つけ出したその場所を、蒼は容赦なく攻め立てる。

ズンズンと集中的に突かれると、恥骨にかけて甘い痺れが全身を走り。

自分の身体がドロドロに溶けていくような錯覚を感じていた。


悦楽の最上階は……もう目前。

そこへたどり着く為のトドメを刺すように。

これ以上はない一際奥深くを、蒼の質量のある先端で貫かれた。


「姉貴…一緒に…！　ぐ…あぁっ」

「んっ……蒼、あ…アァァッ！」


うめき声と甲高い絶叫。

薄いコンドームの膜越しに、ドクドクと私の中で蒼が爆ぜるのを感じながら。

私は真っ白な世界に意識の全てを放り投げた。