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弟プレイ
第8章 永遠の誓い
――その後。
身支度を済ませて蒼と家に帰ったら、時刻はもう夜の9時過ぎ。
リビングに顔を出して早々。
「こんな時間まで……二人ともどこまで行ってたの! 梓はまだ良いとしても、蒼は未成年なんだから。せめて遅くなるなら、連絡のひとつもよこしなさい!」
床に正座をさせられる勢いで、お母さんから叱りつけられたのは言うまでもない。
けれどそれも、母親として私達を心配してくれているから。
それが分かっているからこそ。
罪悪感が無いのかと問われると、無いとは言い切れない。
それでも私と蒼は選んだのだ。
「……!!」
蒼と視線が合うと、手に暖かい感触。
ソファに腰掛け、テーブルの下で私達は隠れて手を繋いでいた。