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弟プレイ
第1章 悲しき女の性
「かんぱーい」
チンとぶつかり合うグラスの小気味いい音色。
サークルの集まりと称しながら、今日も居酒屋で合コン三昧。
いい男はいないかとさりげなく周りを吟味する。
「――趣味はサーフィン。あだ名は波乗り野郎でヨロシク☆」
「いや、なげーし! つうかお前、そのネーミングセンスはねぇだろ?」
「うるせっ!」
こんな調子で自己紹介が始まり、どっと笑いが起こる。
見た目はまぁまぁかな。
でも女慣れしてる雰囲気がするっていうか……全体的に惜しい。
「ねぇねぇ梓ちゃんはさ、好きな男のタイプって何?」