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弟プレイ
第4章 自覚、キス。
 

蒼の告白を切っ掛けに芽生えた、姉としての心とはまた違うこの気持ち。

それは確実に私の中で成長し、蒼を見る目を日に日に変えていく。

毎日のように顔を出していた合コンでさえ、あんな事があった手前、断るようになっていた。


「梓、今日合コンあるけど、行く?」

「ごめん。今日もパス」


いつも通り大学の講義を終えて、まっすぐに家へと帰る。

家路を向かう足も、自然と早歩きになっていた。




「ただいまー」

「あらお帰りなさい。今日は帰りが随分と早いのね」


玄関を開けた出会い頭に、買い物袋を下げたお母さんと出くわした。


「何よ? 早く帰って来ちゃ悪いの?」


遠回しな嫌味には嫌味返しをしつつ、内心はドキドキ。

 
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