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刺繍のような詩集のような。
第9章 免罪符を貴方に
出逢った時から、貴方は私に嘘をついてた

職場の憧れの先輩だった貴方は、私のキモチに気づいて

公園や遊園地、色んなところでデートをしてくれたよね

だから、驚いた

付き合ってると思い始めて1ヶ月した頃、

人づてに、貴方が結婚したって聞いた時は





結婚して欲しいと泣きつかれたんだって

押し切られたんだって言ってたけれど

私が泣いたって

貴方は、変わらなかったじゃない

家族のことを、考えてたじゃない





貴方と愛し合うなんて、所詮、無理なことだったの?





「明日の夜なら会えるよ」

貴方のメールに、私は返事をしなかった





ひたすら泣いてから、貴方のアドレスを電話帳から削除した





職場でも顔を合わせなくなった貴方のことを、

何の事情も知らない友達が、私に報告してくれた

「彼、離婚したんだって!」





理由なんて分からない

貴方の考えなんて知らない





それでも…

あの関係が異端だったって分かっていても

貴方が傷ついているんじゃないかって考えている自分がいる

貴方は私を求めてるんじゃないかって望んでいる自分がいる

貴方を癒やしたいと感じてる自分がいる

まだ、愛の鎖に囚われてる自分がいる





それでも、もう遭わないと決めたから

決めたんだから

せめて、心の中でだけ、貴方の全てを許そうと思う





二度と会えない私だけれど

それでも、永遠に、私は貴方の味方

貴方は、いつだって、間違ってないよ

間違ってない
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