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第4章 秘めごと　②

そりゃあそうだ。


私だって驚いたもん……。




「彼女とか好きって…。そんないきなり」


困ったように私が口を滑らせると、あっくんは口を開いた。




「いきなりじゃないよ、こっちゃん？」



「え？」




「俺は小さい頃からずっとこっちゃんのことが好きだったんだ。もちろん今でも」



「あっくん……」



「だけど中学に上がる前に、こっちゃん何も言わずに俺の前から消えた……いや、引っ越していったから。ずっと気になってた」