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第3章 秘めごと　①

「人の話聞いてなかったでしょ！？」


「う……ごめん」



「ふう……全く。仕方ないわね」



「……ごめん。それで、話って？」



「うん……あのね。この後時間あるかな？姫芽に相談したいことがあるの……」

美桜子は急に真剣な表情になる。



「いいけど……どうしたの？」



「ここではちょっと……」


「？？」

言いにくそうに、手を擦り合わせてモジモジしている。