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ネムリヒメ.
第6章 ホットミルク.
「ん…!? どした…?」
どうしたじゃないよ…
なんで朝からこんな空気になってるの
優しく問いかけながら、耳に触れ弄ぶ彼
「んあっ…なんでもな…っ」
彼の指の感触に背中がゾクゾクして、吐息と一緒に声が漏れる
って、アタシも抵抗しろっ!!
渚くんとすでにカラダの関係があるからって、このままじゃ流される
「っ…ん…」
しかし長い指がツーっと首筋から鎖骨にすべり、胸のあたりまでを行ったりきたりして、カラダが反応してしまう
さすがにこのままじゃヤバイと思って彼の腕をすり抜けようとしたけれど、後ろから抱き込まれたカラダはびくともしなかった
「やだ!!」
「暴れんなよ…」
彼は後ろから身悶えるアタシの髪をかきあげると、露になったうなじに唇づけた
「んんっ…!!」
ぞわりと背中が泡立って、力が抜ける
チュッ…チュッ…と部屋にリップ音が響き、そのたびにピクリと肩が揺れた
「はあ…っ…」
彼の熱い舌がうなじから首筋に向かって滑る
その感覚が抵抗心をことごとく奪い、アタシは身震いをして甘い声をあげた
「なに朝からそんな声だしてんの…」
「ん…やっ…」
渚くんの意地悪な言葉が羞恥心が掻き立て、一層アタシのカラダを敏感にする
すると彼の長い指が首筋を撫で、一点で止まった