この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ネムリヒメ.
第10章  眠らない夜.




「うるさい…」



「「…………」」


病人のアタシの一言で静かになったふたりは、その夜 ずっと側にいてくれた


アタシは少し食事をとってから、渚くんの部屋のベッドにいた

彼は仕事を持ち帰ったらしくデスクに向かっていて、 聖くんは一緒にベッドにいてくれてパソコンでなにか作業をしている


水枕と一緒に額に冷たいタオルを当ててもらってるけど、薬は効いてるのか効いてないかわからないレベルで、眠りたいけれどカラダも痛いし息苦しい


「ちーちゃん、眠りな…それまでこうしててあげるから」

「ん…」


聖くんの手がそっと髪を撫でてくれて、しばらくするとその感覚の心地よさにだんだんと瞼が落ちてくる


「聖くん…」

「なーに?」


彼の優しい声…





「ありがと……」





アタシはそれだけ告げると、暖かく柔らかい泥の中にゆっくりと流れ込むように眠りに落ちていった






/892ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ