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ネムリヒメ.
第2章 目覚め.
………………
……ぅ…ん…
目の前の眩しさに 重たい瞼をゆっくり持ち上げる
窓越しに差し込んでくる柔らかい日射しと柔らかな風がアタシの頬をくすぐっていた
「けほっ…お水…」
張りついた喉で咳をしながら、大きなベッドの上に横たわっていたカラダをそっと起こす
いった…
腰がズキッと痛んで、カラダがなんだか重い
そのままボーッと部屋を見渡す
目の前に広がる西洋感溢れる広い広い部屋
…どのくらい広いかっていうと
おそらく高級なホテルのスイートルームくらい
部屋に置かれている家具はすべて重厚感がハンパないアンティーク物で、
クラシックな部屋の造りと家具調度品がまるで王宮の一室のように豪華だ
中央には大きなソファーに、大画面のテレビとオーディオ
そして、部屋の一番奥にある大きな本棚にはたくさんの書物が敷き詰められており、
机が置かれているそこは書斎のようになっていた