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ネムリヒメ.
第14章 シュガー&スパイス.
彼はアタシのなかでL字に曲げた指を手前に引くように弱い部分をリズミカルに刺激する
そのたびに襲われるむず痒いような感覚にアタシのなかが一気に熱くなった
「おねがッ…やめ…っ」
「ホントにやめていいの?」
ピチャ…
彼に耳を舐られながら囁かれて頭の芯が痺れる
「やめるよ?」
「ッ…やめないで…」
快楽に囚われたアタシの頭には理性なんてとっくになかった
素直にねだるアタシの耳に煽るように彼が歯をたてる
「ふあっ…ああっ」
蜜の溢れる秘部から聞こえるグチャグチャという卑猥な音
キャパシティを越えた感覚に叫び声に近い喘ぎ声が明るい朝のバスルームにこだまする
「いい声…そのまま我慢しないで」
責め立てる手とは裏腹に優しい声色で囁く葵くん
沸き上がる水風船が膨らむような感覚
「かわいい…」
耳をねっとりと愛撫しながら彼のもう片方の手がカラダのラインを滑り、アタシの恥骨の上を撫でる
「ひゃっ!!」
なにかが出そうになる感覚にカラダを強張らせるも、彼の巧みな耳への愛撫にカラダの力が抜けてしまう
「はっ…やだっ、やだ、なんかくる」
クチュ…クチュ…
だんだんと粘着質なものから水っぽいものに次第に変わる蜜音
「んぁっ、やだ…出ちゃッ…あ…あっ」
溢れでるそれをアタシは押さえるコトができない
「好きなだけどうぞ…」
耳元で甘く意地悪く囁いた彼の声にアタシのなかで大きく膨らんだ水風船が破裂した