この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ネムリヒメ.
第14章  シュガー&スパイス.



「でも、周りなんてどうでもよくない!?」


え…

アタシの手を引くとんでもない彼がアタシの腰を抱き寄せる




「オレは今ちーちゃんしか見てないし」


「………!!」




カンカンカーン!!


頭のなかで鳴り響く一発K.O.を告げるゴングの音

ヤバッ…

なにそれ

…腰、碎けるんですけど




「ほーら、笑うの!! 楽しんだもの勝ちなんだから」

「む…無理…!!」


いったい、その甘い笑顔で甘いセリフとかどれだけ犯罪を犯すわけ!?

この状況で笑えって、無理、無理…無理っ!!


「葵くんがドキドキするコトばっかり言うから、できないよ」

「…………」


こんなコト言ってるだけでも恥ずかしくて、俯いたのはいいけど目に入るのは指を絡めるように繋がれた手


あ…意味なかった

…撃沈………


耳まで真っ赤にして黙りこくっていると、目当てのポップコーンのワゴンが見えてくる

すでにできている列の最後尾に並ぶと、それまで黙っていた葵くんが繋いでいた手を自分の胸に当てた


「ね、オレもドキドキしてるから、お相子にして!?」

「…は…い…!?」


なん…だって…!?

思いもよらぬ彼の言葉に瞬きを繰り返す


「なにその顔」

「え、だって…」

「誰だって初めてデートはドキドキするでしょ」

「あ、うん」


まぁ、そう…だろうけど




「それに、誰かにこんなにドキドキするの久しぶりだから…」



「………!!」



/892ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ