この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ネムリヒメ.
第15章  イチゴタルト.



…………!?


「っ……参っちゃうな…」

「ぇ…」


アタシを抱く彼の腕に力が込められる


「あお……っ…!」


柔らかい感触に遮られる言葉

名前を呼び終える前に重ねられた唇に驚いていると

アタシの肩にコトンと額を着けた彼がそっと息を吐いた


「ありがと…」

「…………」


葵…くん…!?


「あーあ…もうダメだ、オレ…」


………!?

ダメって…!?

さっきからよくわからない彼の様子に戸惑っていると


「…その言葉、ちーちゃんにまた全部返してあげるから…」


えっと…その言葉って…今、の…!?


"葵くんは葵くんだから…"


「っ………」


"ちーちゃんはちーちゃんのままでいいよ…"


彼にそう言ってもらった気がして、きのうの帰り道のやりとりと繋がって胸がギューって痛くなる


「だからオレはこっちを本気でもらうね…」


葵くんはそれだけを言うと、少し屈んでアタシに目線を合わせ、ニッコリと微笑んで口を開く




「ちーちゃんを……」




「……………!!」







/892ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ