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ネムリヒメ.
第15章  イチゴタルト.




が、


「…千隼」


そう呼ばれてクロワッサンを頬張りながら顔をあげれば渚くんが電話を片手にアタシを呼んでいて


ん…なに!?

今無理だよ!? 口のなかいっぱいだから…

タルト食いっぱぐれてお腹すいてるし


「………………(ムリムリムリムリ)!!」


そう目で訴えると通じたのか彼はアタシのもとへとやって来てきて、髪を掬って耳元に顔をよせた


「早く飲み込め…」

「っ…!!」


低い声で囁かれて息を吹きかけられる


「ほら……」

「んー………!!」


ビクリと揺れる肩に、赤くなる頬…耳が熱いっ

そしてさらには…


「人前でそんなエロい顔さらすなよ…」

「………!!」


ゴホッ!!


…って、ちょっと!! むせるっ、むせるってば!!


「フッ…平気か!?」


ちょっ!!心配するならそんなコトしないでよね

ってか、笑ってるし


意地の悪い囁きに必死でクロワッサンが口から飛び出すのを必死で堪える

こ…こんのぉぉぉっ、鬼っ!! 悪魔ぁ!!


すると、口を押さえて真っ赤になりながらジタバタするアタシの反応に満足したのか、渚くんが自分の携帯電話をアタシに差し出しだした


「ほら…話せよ」

「ん、んぐんぐ (え、なぁに)!?」









「………楓」



……………!!





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