この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ネムリヒメ.
第21章  あの夜の王子様.





「なぁ、戻れ」

「ゴメン、無理なの…」

「はあ!? 呼びにこいって言ったのお前だろ」

「だって……」


葵がテーブルに突っ伏すと、くぐもった嘆きが聞こえてくる


「…このままじゃ、聖のクルマ…自腹になっちゃう」

「は……」

「勝つまで戻れない……」

「………お前ねぇ…」


すると…


「「…………!!」」


葵の目の前に大量のチップがガサッと差し出された


「っ、私の使ってください」

「私のもっ…!!」

「なによ、アタシが…」


黄色い声と共に次々とチップが置かれていく


「…ありーがとっ♡」


そんな光景に振り返った葵は、ころりと表情を一変させ、手を差しのべた女性たちに"必殺・オンナ殺し"の異名をもつキラースマイルを繰り出した

必殺技にさらにあがる悲鳴…


「最悪だな、お前…」

「そ…!?」

「いや、珍しく両腕にオンナ抱いてないだけマシか…」


耳を傾ければ、周りからそれを望む声がちらほらと耳に入ってくる


「両肩にもオンナ乗せてねぇし」

「…オレ、そんなコトしてたっけ!?」

「っ………そのせいかよ、いつもよりオンナが沸いてる怪現象は」

「さあ……オレ、一途なオトコに転生したから、わかりませーん♡」

「………………死ね」


ヘラっと笑って返す葵の声を、渚の冷笑が更に跳ね返す


「つーか、早く勝って戻ってくんねぇ。アイツと雅、置いてきてあるから」

「えー…なら勝たせて。ナギ、カジノのプロでしょ」

「知るかよ、……お前、常連だろ。ディーラーのクセを見抜け」


すると、渚が葵の耳元に顔を寄せた




/892ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ