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本気で告白しようとした彼
第2章 私と彼との出会い
中学1年生の頃、私は聖也の名前とクラスと噂しか知らなかった

私は4組で聖也は1組

クラスも遠かったし特に接点もなかったんだよね

聖也はバトミントン部で、中学入って一番最初に仲良くなった美弥がバト部だったから聖也とか、かっこいい先輩の話をよくしてくれた

「ねえ藍!!1組の伊吹くん知ってる?!」

「伊吹くん?ごめん、私他のクラスの子全然わからなくてさ~」

「えー、知らないの?勿体ないなぁ。今度見かけたら教えてあげるから!伊吹くんもバト部でね、顔立ちも整ってるしすっごいバトも上手いんだよ!」

「美弥が推すなんてそんなにかっこいいんだね笑」

「なにそれ私が相当イケメンのハードルが高いみたいじゃん!」

「いやー実際そうでしょ!」

「まあねー笑」

こんな他愛もない話をいつもしてて、聖也の話も「今は〇〇と付き合ってるんだって」とか、「長く続かないらしい」とか、「男子からはあんまり好かれないけど女子からは人気」とか、ちょくちょく聞いてたんだ
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