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初めての×××をあなたに
第2章 出逢い
「美月がカッコいいって相当だね」

驚いた顔で麻友は続けた。

「だって今まで美月が男の人をカッコいいなんて言ったことないし」

「そうだっけ?」

その後、しばらくおしゃべりをして、

「私、今日もバイトなんだ!またね!」

バイバイと麻友と別れた。

麻友は、

「うーん……。ひょっとしてこれは恋の予感?」

ひとり呟いた。

そこへ、陸と祥吾がやってきた。

「瀬戸は?」

「バイトだって」

麻友は祥吾に言った。

麻友は陸の顔をジッと見た。

「……………なに?」

「なんでもない、なんでもない」

麻友は首を振った。
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