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第7章 突然のキスで心乱されて

お店の奥の部屋で、浴衣を着せてもらって、髪をアップにし、メイクをしてもらう。

「美月ちゃん。すっごく可愛い！」

「うん。浴衣似合ってる！」

唯さんと未緒さんが褒めてくれたので、私は照れながらも「ありがとうございます」とお礼を言った。

そして、橘さんが来るまで、奥の部屋で待つことにした。






ガチャ



ドアが開いて、部屋に入ってきたのは陸だった。

「………………！」

美月の姿を見て、陸は一瞬驚いた顔をした。



「どう？結構似合ってるでしょ？」

と美月は立ち上がり、くるっと回ってみせた。