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第1章 冥府の神ハーデース

ハーデースはクロノスとレアーの子で、ポセイドーンとゼウスの兄である。


そして『ポセイドーン短編』で説明させて頂きました時と同じく、生まれた直後、ガイアとウーラノスが予言した「産まれた子に権力を奪われる」という予言を恐れた父クロノスに飲み込まれてしまうのです。


その後、末弟ゼウスに助けられ、クロノスらティーターン神族と戦い勝利しました。



ティーターン神族って誰ぞ(？)という方の為に、簡単に説明させて頂きますと、オリュンポスの神々よりも古い神様の事です。

ウーラノスとガイアの間に生まれた12柱の神々の兄弟姉妹を指す（ティーターン十二神）。
クロノスはその末弟。これにディオーネーを加えて13柱とする場合もある

*オーケアノス
*コイオス
*クレイオス
*ヒュペリーオーン
*イーアペトス
*クロノス
*テイアー
*レアー
*テミス
*ムネーモシュネー
*ポイベー
*テーテュース

ゼウスが父クロノスに戦いを挑んだ時、ティーターンたちの多くもクロノス側につき、10年に渡る大戦争にまで発展。


この戦争を『ティタノマキア』と呼ばれております。