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Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第9章 RoundⅧ(溺れる身体、心~罠~)♦
 シャンデリア型のランプが淡い影を落とす室内は水底(みなそこ)のようにひっそりと静まり、空調の音だけがひそやかに響いていた。
 今日の直輝はモスグリーンのポロシャツに落ち着いたブルーのズボンである。さりげない装いだが、長身でモデル・俳優並のルックスを持つ彼が着れば、それだけでオシャレに見える。
 有喜菜はサマーニットのワンピースだ。色は淡いイエローで、かなり膨らんできた腹部を隠すのにも丁度良い。胎児は今、妊娠六ヶ月、既に性別も判る時期にきている。性別は訊いていないけれど、エコーで見る赤ん坊はよく動き、どこから見ても健康で申し分のない発育ぶりに見えた。
 もう服を着ていても、妊婦だと一目瞭然に判るほどになった。
 直輝は有喜菜をベッドに座らせると、背後に回った。ワンピースの背中に小さなボタンが並んでいるので、それをゆっくりと外していく。暑い時期なので、ワンピースの下にはブラジャーだけしかつけていない。
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