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Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第9章 RoundⅧ(溺れる身体、心~罠~)♦
と、直輝が悪戯っぽく笑った。
「何も身に纏わず、ネックレスだけをつけた君は凄くゴージャスに見える。だから、外さない方が良い。これを素肌に付けて俺に抱かれて乱れる君を見てみたい」
「嫌らしいことを言うのね、直輝は」
有喜菜は頬を染めた。
「君がこんなに恥ずかしがり屋だとは思わなかったよ」
「ね、それよりも、私にもさせて」
これでは有喜菜の方ばかり煽られてばかりのようで、不公平だ。有喜菜の持ち前の負けん気がむくむくと頭をもたげてくる。
「それじゃ、有喜菜のお手並み拝見といこうか」
「いやあね、お手並み拝見だなんて」
有喜菜は苦笑し、直輝に服を脱いでベッドに座るように言った。
直輝は手早く服を脱いで床に放り投げてゆく。広い肩から平らなお腹、形の良い尻、すべてが中年を感じさせないほど引き締まった体躯だ。紗英子から聞いた話では、週に一回、近隣の子どもたちを集めてサッカー教室を開いているというから、普段からスポーツで鍛えているのだろう。
「何も身に纏わず、ネックレスだけをつけた君は凄くゴージャスに見える。だから、外さない方が良い。これを素肌に付けて俺に抱かれて乱れる君を見てみたい」
「嫌らしいことを言うのね、直輝は」
有喜菜は頬を染めた。
「君がこんなに恥ずかしがり屋だとは思わなかったよ」
「ね、それよりも、私にもさせて」
これでは有喜菜の方ばかり煽られてばかりのようで、不公平だ。有喜菜の持ち前の負けん気がむくむくと頭をもたげてくる。
「それじゃ、有喜菜のお手並み拝見といこうか」
「いやあね、お手並み拝見だなんて」
有喜菜は苦笑し、直輝に服を脱いでベッドに座るように言った。
直輝は手早く服を脱いで床に放り投げてゆく。広い肩から平らなお腹、形の良い尻、すべてが中年を感じさせないほど引き締まった体躯だ。紗英子から聞いた話では、週に一回、近隣の子どもたちを集めてサッカー教室を開いているというから、普段からスポーツで鍛えているのだろう。