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スケベ爺ゼウスの女の尻を追いかける旅
第8章 カリストー
夫に騙され、凌辱された被害者にまで嫉妬するのがヘーラーのヤンデレの真骨頂であろう。



後にカリストーは狩人に成長した息子の手で獲物として殺されそうになった(ヘーラーがここまで企んでいたかどうかは定かではない)ところでゼウスに救われ、おおぐま座として天に上げられるが、ヘーラーはまだ許さず、地平線下に沈んで休むことができないようにする嫌がらせを続けるのだった。




一説ではゼウスは姿を変えてカリストーに近づき、彼女を愛した。
こうして二人のあいだにアルカディアの祖となるアルカスができるが、アルテミスはこれに怒り、彼女を雌熊に変えた(また一説では、ゼウス自身が雌熊に変えた)。
カリストーはアルテミス女神によって殺されたとも、息子アルカスがそれと知らず、熊と思い彼女を殺したともされる。




ゼウスはカリストーを憐れんで天に上げ、おおぐま座にしたとされる。


息子アルカスはこぐま座となった(なお、うしかい座もアルカスの姿であるとされる)。


しかしこのカリストーは、本来はアルテミス・カリステー(もっとも美しいアルテミス)であり、アルテミス自身のことであったと考えられる





『私より美しいのがいけないのよ!byヘーラー』


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