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真夜中の贈り物
第10章 朝恋っ!
「感じちゃって何が悪いの? せっかくのお泊りなんだし、さ」
亮太が言う。嬉しそうだ。
雪希だって嬉しい。
寮に近いとはいえ、アイスホッケー部キャプテンの雪希、そしてサッカー部キャプテンの亮太はお互い忙しい。こうしてゆっくりといっしょに過ごすことができることはなかなかないのだ。
「ンッ……だ、だって……アッ……気持ち良くなっちっゃたら……」
パンティの上をなぞって来る亮太の指に、雪希は自分の指を絡めた。
止めるつもりで絡めたはずなのに、亮太に触れたその瞬間から、もう力は抜けてしまって、動きにつられて一緒に動く。
(アアンッ……やらしい……まるで良太にオナニーを手伝って貰っているみたい……)
その想像が雪希をもっといやらしい気分にさせる。
途切れた言葉の続きは、甘い吐息交じりになって、元々の意味とはうって変わった誘う抑揚を帯びてしまった。
「したく……なっちゃうでしょ……」
くちゅっ……ちゅくっ……
下着の下から水音が湧き始める。
「ア……ほらぁ……パンティ……しみちゃう」