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真夜中の贈り物
第14章 恥虐の性徒指導 受魔淫胎
「……だが、それもいつまでもつことかな?」
そう言って、詠を拘束していない別の触手――それは、妖魔の男性器が伸びた、生々しい巨大な輸卵管のような形状をしていた――を詠の無防備に開かれた肉の入口の前に掲げる。
クンクンと、匂いを探るかのようにその鎌首を詠の女の中心に近づけた触手は、ゆっくりとした動きで詠のソコへと吸い付いた。
(あ、ああ……これ……この器官……私の中に入ろうとしている。欲しい……早く入って来て欲しい。お腹の中、掻き回して欲しい……で、でも……)
そんなことを許せば、間違いなく自分は陥落してしまうだろう。
かろうじて、その危険を察知したわずかな理性が、詠を欲望のままに求めさせるのを止める。
だが、体はそれを裏切っていた。
きゅううんっと切ない律動が子宮から降り、歓喜に舌を出してお預けをする子犬のように、詠の心をそわつかせる。
「一言でいい。欲しいと言えば、これをやろう。淫魔として一千年を過ごした吾輩が保証する。これを挿入されて喜悦しなかった女はいない」
そうだろう。
それは直感でわかる。本能が理解している。
だからこそ、だからこそ、そんなものを胎内へ呼び入れてしまう訳にはいかないのだ。そうなってしまえばもう勝ち目はないだろう。