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真夜中の贈り物
第15章 薔薇のひとつ
下腹がきゅうきゅうと切なく鳴り、次から次へと肉の底から溶け出した何かが溢れ出して来る。それは、アサージの手をだらだらと伝い、ポトポトと床に恥ずかしい滴りの痕をつけるのだ。
「なんだ? もしかしてお前、男にこうして貰うのは初めてか?」
アサージが得意になって言う。
「こりゃあ光栄だぜ、俺様が初めての男ってわけか! フフッ……それじゃあ腕によりをかけて犯ってやるぜ! 忘れられない思い出にしてやる。またして欲しくて恋しくなって夜泣きするぐらいにな……!」
ぬちゃり、と指が更に突き込まれ、肉奥に秘匿されていた快楽の中枢に届いた。
「んひぃっぐぅぅうぅぅぅぅぅっ!」
一瞬で腰砕けとなり、倒れそうになった所をアサージに受けとめられる。
心ならずも、自分から抱きついたような格好だ。
なんとか体をもぎ離そうとして、踏ん張った足が左右に大きく開く。
しかし、膝のあたりまで降ろされていたズボンが邪魔をしてノヴァリスをよろめかせ、崩れたバランスをとろうとお尻を突き出してしまった。
自分達に向かってぱっくりと開かれた股間を見て、野盗たちが歓声を上げる。
「おいおい、ずっぽし咥え込んじまってるじゃねえか、いやらしいマ○コだな!」
「しかし、貴族のアソコってのはどことなく品があるもんだな。ケツの穴ですら、小さくすぼまってて、綺麗な色じゃねえか……いいもの見せて貰ったぜ」
「おい、アサージ、もっと拡げろ! 奥までよく見せろ!」