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第4章 迷える心

でも……。




琴子の肩を掴んで、真剣な顔でこう言ったんだ。




「こっちゃん、俺は諦めないからね！絶対こっちゃんを俺のモノにするから、覚悟して」


そう言って琴子にウインクしてた。




うわあ……私の一番嫌いなタイプだわ。




そして私は、直感で思った。



この人は姫芽ちゃんに何かするかもしれない……。


危害を与えるかもしれないって……。




私はこの日一日、この人に対しての怒りと。


姫芽ちゃんへの罪悪感の気持ちでいっぱいだった。