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第3章 中庭デート

まあでも……。




「随分大量に持ってきたね」




「そうなのよ〜。家にたくさん余っちゃって……。食べ切れないから美桜子に手伝ってもらおうと思って」



「とはいっても……」


姉さんって時々天然なのか、ドジなのか分からなくなる。




それでも、そんな姉さんが愛しいよ。




「まあまあ、細かいことは気にしない。さあ行きましょ」



「う、うん……」
そう言って私の手を強く引っ張って歩いてく。