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第6章 再会

　だらしなくその場に屈みこんでいた周りの仲間達はびくっと身をすくめる。
　落ち着きなく視線をうつろわせながら、その中の一人が手をあげた。

「……俺、わかる」
「すぐに用意しろ」

　低くそう命じ、金髪の男はうっすらと笑った。

「わ……わかった」

　男はかすかに語尾が震えている。その声音からは脅えの色が見えた。
　金髪の男はそんな仲間を一瞥した。それから中身がぶちまかれ、ところどころひびの入ったゴミ箱に足を乗せ、どこかイカれた目でつぶやいた。

「覚えてろよ、大河。顔に傷くらいじゃ済まさねーからな」