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Memory of Night
第14章 聖夜
晃は声をあげて笑った。
宵をからかうのは、やっぱり楽しい。
「宵。続き……できる?」
笑うのを止めて、真剣な顔で問いかける。
宵は小さく頷いた。
「……して」
目元まで赤く染めて、つぶやくように言う。
恥じらいを滲ませたそんな顔はなんだかかわいくて、愛しく思えてしょうがなかった。
晃は再開の合図に宵の太ももにちゅっと軽く口づけて、言った。
「俺の、濡らして?」
宵の瞳が欲望に潤むのがわかる。
宵は起き上がり、晃のそばに跪いた。
青いジーンズと前開きのシャツという格好だったから、ズボンを脱がして猛ったものを取り出す。
考えてみれば、宵はすっかり裸に剥かれてしまったのに晃はほとんど着衣を乱していない。
この時点でずいぶん不公平なんじゃないかと思う。
おずおずと舌を這わせると、晃のそれは熱くて堅い。
「口に含んで。しっかり濡らさないと、痛い思いするのは宵だよ」
その言葉から透かし見える意味に気付いて宵が真っ赤になる。
それでも言われた通りに口に含んだ。
舌を使って丹念に濡らす。